ぎっくり腰
何か重いものを持ち上げようとした時、じっとしていて急に立ち上がろうとした時、あるいはただくしゃみをしただけで・・・など、ある時点において腰などに急激な痛みが走り、動けなくなったりした経験はありませんか?
それは、「ぎっくり腰」では・・・?
ある特定の動きによってのみ痛みが出るという軽度の場合もありますが、重度のものになると、寝たままあるいは痛みが出た姿勢のまま体が固まったようになってしまうという、大変深刻な症例もあります。また、中には痛みが急には現れず、徐々に酷くなり日常生活に支障をきたすまでに痛くなるケースもあります。
○『事件が起こってからでは遅い!』ということも。。
突然の痛みが襲ってくるために、患者さんの多くは「なぜ?」となるようです。
しかし、実は「ぎっくり腰」として発症する前から足や腰には徐々に疲労がたまっており、その疲労が、急激かつ無理な力やくしゃみなどで噴出しているに過ぎないのです。
また、必ずしも「カラダ(関節が)が硬いから危険だ!」とか「体が柔らかいから大丈夫!」ということはありません。ギックリ腰を起こした人や腰痛もちの方は、前屈などをしてもらうと腰付近の曲がり方に特徴があるものです。
○予防のために・・・
ぎっくり腰の予防としては、日ごろから足腰(上半身もですが・・・)に疲労をためすぎない事。また関節や筋肉にゆとりを持たせた状態を維持することが大事なのです。
例えば、靴下を履くとき。日頃と比べてどうでしょうか?少しきつくはありませんか?「前はこんなにきつくなかったけど・・・」という方は足や腰、背中の柔軟性が失われつつあるのかも知れませんので、何かしら早めの対処をお勧めいたします。
ギックリ腰に限らず、日常の生活の中で、何かご自身の健康バロメーターを決め、定期的にチェックしてみるのも良い方法かも知れませんね。