腰痛
とても多くの方々が悩まれている「腰痛」ですが、同じ「腰痛」といっても言ってもそれこそ十人十色です。
<痛みの場所>
お尻の上の方が痛いもの / お尻の奥のほうが痛いもの / 背骨の両側が痛いもの / ちょうど背骨の部分が痛いもの・・・などなど。
<痛み方>
「動かすと痛い」「何もしなくても痛い」「ズキズキと痛い」「突っ張るように痛い」「しびれる」など、これもまた色々な痛み方があります。。
○その原因は?
「腰痛」という症状自体がいろいろあるだけに、その原因として、姿勢 / 足の疲れ / 内臓の不調 / 血液の循環 / 自律神経的なもの(不定愁訴の一つ)など、様々なものが考えられます。特に現代人の社会生活では、履物による足の疲れ / デスクワークや立ちっぱなしによる長時間の同一姿勢 / 不規則な生活による内臓の不調の他、最近ではストレスによる腰痛なども指摘されています。
また、「ヘルニアの手術をしたけど、痛みが取れない」「狭窄症の手術をしたけど、やはり変わらない」という例があるように、必ずしも「背骨の隙間が狭い」ことや「ヘルニアが神経に触れて、痛みを出している」ことだけが腰痛の原因ではないということがわかってきています。
○腰だけ診ても、見えてこない。
上に挙げた例のように、足の疲労や、猫背のような姿勢、あごが前に突き出したような姿勢(『ヘッドダウン』と言います。)など、直接腰を曲げていなくても間接的に腰の筋肉に負担が掛かっている例が少なくありません。中でも、足(足裏や足首、ふくらはぎなども含めて。)による影響は大きいと考えられます。ですので、「腰が痛い」からと言ってただ腰だけをひたすらマッサージしたり電気を当てるよりも、お体全体を診てみることをお勧めいたします。例えば足首。個人差はありますが、足首の角度を少し調整するだけで、立っている時のふくらはぎやお尻の余計な緊張が無くなり、結果として腰への負担が少なくなることもあります。
○「みやぶ鍼灸院」なら。。
当院では、問診の内容を踏まえて全身を診ていきます。また、手足のツボを上手く使うことで腰や背中、お尻の筋緊張を緩め、さらに患部にもアプローチしていきます。(症状及びその反応点などは個人差がありますので、すべての患者さんに同じ処置というわけではありません)。
ちなみに・・・ですが、実は、私自身がひどい腰痛と坐骨神経痛を持っている為、技術の研鑽も兼ねて日々治療しています。比較的カラダの柔らかい私ですが、さすがに自分自身で腰や背中に鍼をするのは難しく、何とか自分で鍼を・・・・といろいろ試しているうちに患部以外でも痛みを取る対処法が磨かれたと思っています(笑)。